未完成だけど、設計図を描き始めた話

お金と制度

気がついたら、
老後はもう「遠い未来」ではなくなっていた。

子どもの教育費は、
奨学金や教育ローンでなんとか乗り切った。

キャッシュフローも把握した。
必要なお金も見えるようになった。

でも最後に残った現実は、
「余力がほとんどない」という事実だった。

ここで初めて、
次のステージを考えざるを得なくなった。

フェーズを分けて考える

まず整理したのは時間軸だった。

52歳から65歳。
まだ働いている期間。

この間は、
大きな出費や不測の事態に備える時間。

だから担当は
貯金と保険。

ここは増やすことより、
「崩れないこと」を優先した。

そしてもうひとつのステージ。

65歳以降、
年金生活に入ってからのお金。

ここは守るだけでは足りない。
時間を味方につける必要があると思った。

NISAは「増やす道具」ではなかった

正直に言うと、
自分は投資に良い思い出がない。

過去にやっていたのは
運用というより短期売買。

増えるか減るかに
気持ちを振り回されていた。

だから、
もう投資はやらない方がいいとすら思っていた。

でも時間軸を
「老後」に置き換えたとき、
見え方が変わった。

短期で増やす必要はない。

長い時間で、
ゆっくり育てればいい。

その前提で見たとき、
NISAという制度は

増やすためというより、
「老後用に固定できる仕組み」だった。

自分にとってのメリット

税制優遇ももちろんある。

でも一番大きかったのは
メンタル面だった。

頻繁に見なくていい。
売買判断をしなくていい。
感情を入れなくていい。

淡々と積み立てるだけ。

自分の腕に依存しない。
誰がやっても大きく外れにくい。

これなら続けられると思えた。

土台に置いた理由

NISAは万能じゃない。

短期間では
ほとんど意味がない制度だと思う。

でも
15年、20年先のお金を作るなら
相性は悪くない。

だから
65歳以降のお金の土台を
ここに置くことにした。

NISAを始めたこと自体が
ゴールではない。

65歳以降のお金を
真剣に設計し始めたこと。

それが一番の変化だった。

完璧な設計図なんてない。

今描ける設計図を描いて、
必要になれば描き直せばいい。

未完成。だから進む。
また明日、進もう。

次に読む:制度は信用しすぎない、でも使い倒す

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