老後を意識した瞬間と、投資という現実的な希望

お金と制度

次女の進学が決まった日。
イベントとしては、間違いなく“喜び”だった。
それなのに、なぜか心がざわついた。

ただ一つ、救いだったのは、
NISAには間に合っていたことだ。
特に新NISAには、初めから参加できていた。

49歳目前で感じていた、あの小さな違和感。
それに加えて、決定的だったのが、
国税に勤める友人の一言だった。

「ふるさと納税って、
やった人が得する話じゃなくて、
やってない人が損するって話だよ」

その一言で、初めて動いた。
一度動き出した思考は、
資産運用へと波及していった。

本格的な知識があったわけじゃない。
ただ、設計図の片鱗を
かすかに思い出しただけだったと思う。

奇跡的に、NISAへと気持ちが動いていた。

次女の進学が終われば、
ひとまず一息つける。
そう思った瞬間、ふと気づいた。

「いや、待てよ。
次女が終わったら、俺は52歳だ」

年金まで、残り13年。

10年計画はあった。
でもそれは、
老後にやりたいことの準備――
知識と、時間の使い方の設計だった。

資金の計画は、
きちんと組み込まれていなかった。

コロナ以降、
職場の空気も、明らかに変わっていた。
仲間には
「次の一手を準備しておかないと」と話しながら、
自分自身は、具体的に動けていなかった。

それでも、
NISAだけは間に合っていた。

これは賢さでも、計画性でもない。
知人の存在と、タイミング。
運が良かっただけだ。

でも、
NISAは調べるほど、
経験するほどに、
老後のビジョンに色を与えてくれた。

この土台があったからこそ、
次の段階へ進む思考が動き始めた。

再び、設計図を書き始めた。

これから先は、
年を重ね、状況が変わるたびに、
更新し続ける必要があるのだと思う。

少なくとも、
考えることからは、もう逃げなくなった。

この地点に立てたことで、
今は十分だと思っている。

未完成。だから進む。
また明日、進もう。

次に読む:ここからは、少し視点を変えます

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